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path: root/doc/FAQ.ja
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authorJ旦rg Frings-F端rst <debian@jff-webhosting.net>2016-05-10 05:12:17 +0200
committerJ旦rg Frings-F端rst <debian@jff-webhosting.net>2016-05-10 05:12:17 +0200
commit5e01a4852b31d537307994248869caf38b4023cc (patch)
tree769c60020afcb58437477f348dca58fb0c789f64 /doc/FAQ.ja
parent766e109fd638ef1eac33717b52e04a351da46483 (diff)
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Diffstat (limited to 'doc/FAQ.ja')
-rw-r--r--doc/FAQ.ja114
1 files changed, 3 insertions, 111 deletions
diff --git a/doc/FAQ.ja b/doc/FAQ.ja
index 1d65f9f..b8f4aa9 100644
--- a/doc/FAQ.ja
+++ b/doc/FAQ.ja
@@ -1,4 +1,4 @@
-FAQ 2007/07/23
+FAQ 2016/04/06
1. 最長マッチ
@@ -6,36 +6,7 @@ FAQ 2007/07/23
を使用すれば最長マッチになる。
-2. スレッドセーフ
-
- スレッドセーフにするには、以下の(A)と(B)のどちらかを行なえば
- よい。
-
- (A) Oniguruma Layer
-
- oniguruma/regint.hの中の以下のマクロを定義する。
-
- USE_MULTI_THREAD_SYSTEM
- THREAD_ATOMIC_START
- THREAD_ATOMIC_END
- THREAD_PASS
-
- 何らかの初期化/終了処理が必要であれば、以下のマクロに定義する。
- THREAD_SYSTEM_INIT
- THREAD_SYSTEM_END
-
-
- (B) Application Layer
-
- 同時に複数のスレッドが、正規表現オブジェクトを作成する、
- または解放する、ことを行なってはならない。
- それらのオブジェクトが全く別のものであっても。
-
- もう少し詳しい説明は、このドキュメントの中の
- "スレッドセーフに関する補足"に書いておいた。
-
-
-3. CR + LF
+2. CR + LF
DOSの改行(CR(0x0c) + LF(0x0a)の連続)
@@ -44,87 +15,8 @@ FAQ 2007/07/23
/* #define USE_CRNL_AS_LINE_TERMINATOR */
-4. メーリングリスト
+3. メーリングリスト
鬼車に関するメーリングリストは存在しない。
//END
-
-
-
-スレッドセーフに関する補足
-
-スレッドセーフにするには、個別のアプリケーションの中で行うか、
-Onigurumaライブラリの中で行うか、どちらかを選ぶことができます。
-(Onigurumaを使用する側で対処するか、Onigurumaに対処させるか
-どちらか片方で行う必要があるということです。)
-
-これらの方法について、以下(A)と(B)で説明します。
-
-マルチスレッドAPIは、それぞれのプラットフォームによっても
-異なりますので、以下の説明の中で具体的に何を呼ぶのかを
-書くことは無理です。実際に使用されるマルチスレッドAPIで、
-対応する機能のものを指定してください。
-
-(A) Onigurumaの中で対応する場合
-
-oniguruma/regint.hの中で以下のマクロを定義して再コンパイルしてください。
-
-USE_MULTI_THREAD_SYSTEM
-
- 単に有効にすればよいです。
-
-THREAD_ATOMIC_START
-THREAD_ATOMIC_END
-
- THREAD_ATOMIC_STARTからTHREAD_ATOMIC_ENDで囲まれた
- プログラムのコード部分をあるスレッドが実行中に、他の
- スレッドに実行権が移動しないことを保障するものに定義
- してください。
- (名前の通り、囲まれたコード部分をスレッドアトミックに
- するという意味)
-
-THREAD_PASS
-
- これを実行したスレッドから、他のスレッドに実行権を委譲
- するものに定義をしてください。(再スケジュールを呼び出す
- という意味)
- 対応する機能が全くなければ、空定義にしてください。
-
-(参考例)
-Rubyの場合を例にすると、
-Rubyは自分自身で独自のスレッド機能を実装しています。
-その機能を使用すると、以下のように定義すればよいことに
-なります。
-
-#define USE_MULTI_THREAD_SYSTEM
-#define THREAD_SYSTEM_INIT
-#define THREAD_SYSTEM_END
-#define THREAD_ATOMIC_START DEFER_INTS
-#define THREAD_ATOMIC_END ENABLE_INTS
-#define THREAD_PASS rb_thread_schedule()
-
-Rubyの場合、タイマ割り込みを使用して、スレッドの切り替えを
-行っています。DEFER_INTSは割り込みハンドラの実行を一時的に
-止めるためのマクロです。ENABLE_INTSマクロで割り込みハンドラ
-の実行を許可します。
-これによって、THREAD_ATOMIC_STARTからTHREAD_ATOMIC_END
-で囲まれた部分の実行中に、他のスレッドに実行権が移動しません。
-
-
-(B) アプリケーションの中で対応する場合
-
-以下を保障するように、スレッドの実行を制御してください。
-
-同時に複数のスレッドが、正規表現オブジェクトを作成する、または解放する、ことを
-行なってはならない。それらのオブジェクトが全く別のものであっても。
-
-onig_new(), onig_new_deluxe(), onig_free()のどれかの呼び出しを、
-複数のスレッドが同時に実行することを避けてください。同時でなければ別にかまいません。
-
-これは何故必要なのかというと、正規表現オブジェクトを作成する
-過程で、内部で共通に参照するテーブルがあります。
-このテーブルに対してのデータ登録処理が複数のスレッドで衝突して
-異常な状態にならないために必要です。
-
-// END