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-rw-r--r--doc/RE.ja71
1 files changed, 64 insertions, 7 deletions
diff --git a/doc/RE.ja b/doc/RE.ja
index 08cbefc..c05468d 100644
--- a/doc/RE.ja
+++ b/doc/RE.ja
@@ -1,4 +1,4 @@
-鬼車 正規表現 Version 6.4.0 2017/06/28
+鬼車 正規表現 Version 6.5.0 2017/07/30
使用文法: ONIG_SYNTAX_RUBY (既定値)
@@ -35,7 +35,7 @@
3. 文字種
- . 任意文字 (改行を除く)
+ . 任意文字 (改行を除く: オプションに依存)
\w 単語構成文字
@@ -53,7 +53,7 @@
\t, \n, \v, \f, \r, \x20
Unicodeの場合:
- 0009, 000A, 000B, 000C, 000D, 0085(NEL),
+ U+0009, U+000A, U+000B, U+000C, U+000D, U+0085(NEL),
General_Category -- Line_Separator
-- Paragraph_Separator
-- Space_Separator
@@ -70,6 +70,16 @@
\H 非16進数字
+ \R 汎改行 (* 文字集合の中では使用できない)
+ "\r\n" or \n,\v,\f,\r (* 但し \r\nから\rにはバックトラックしない)
+
+ Unicodeの場合:
+ "\r\n" or \n,\v,\f,\r or U+0085, U+2028, U+2029
+
+ \N 非改行文字 (?-m:.)
+
+ \O 真任意文字 (?m:.) (* 原作)
+
Character Property
@@ -133,6 +143,8 @@
\Z 文字列末尾、または文字列末尾の改行の直前
\z 文字列末尾
\G 照合開始位置
+ \K 保持 (結果の開始位置をこの位置に保つ)
+
6. 文字集合
@@ -182,9 +194,9 @@
Final_Punctuation | Initial_Punctuation | Other_Punctuation |
Open_Punctuation
space Space_Separator | Line_Separator | Paragraph_Separator |
- 0009 | 000A | 000B | 000C | 000D | 0085
+ U+0009 | U+000A | U+000B | U+000C | U+000D | U+0085
upper Uppercase_Letter
- xdigit 0030 - 0039 | 0041 - 0046 | 0061 - 0066
+ xdigit U+0030 - U+0039 | U+0041 - U+0046 | U+0061 - U+0066
(0-9, a-f, A-F)
word Letter | Mark | Decimal_Number | Connector_Punctuation
@@ -230,6 +242,52 @@
この場合には、この名前を使用した後方参照は可能であるが、
部分式呼出しはできない。
+ <不在機能群>
+
+ (?~不在式) 不在繰り返し (*原案 田中哲)
+ これは.*のように(より正確には\O*)動作するが、不在式に
+ 適合する文字列を含まない範囲に制限される。
+ これは(?~|不在式|\O*)の省略表記である。
+ \O*の部分はマルチラインオプション(?m)の影響を受けない。
+
+ (?~|不在式|式) 不在式 (* 原作)
+ これは"式"のように動作するが、不在式に適合する文字列を
+ 含まない範囲に制限される。
+
+ 例 (?~|345|\d*) "12345678" ==> "12", "1", ""
+
+ (?~|不在式) 不在切断 (* 原作)
+ この演算子を通過した後は、対象文字列の適合範囲の最後が
+ 不在式に適合する文字列を含まない範囲に制限される。
+
+ (?~|) 不在消去
+ 不在切断の効果を消して、初期状態にする。
+ (* この演算子の効果は後退再試行で無効化されない)
+
+ * 不在機能の入れ子はサポートしておらず、挙動は不定とする。
+
+
+ (?(条件式)成功式|失敗式) 条件式が成功すれば成功式、失敗すれば失敗式を実行する
+ この機能の存在理由は、成功式が失敗しても失敗式には
+ 行かないこと。これは他の正規表現で書くことができない。
+ もうひとつは、条件式が後方参照のとき、後方参照値の有効性
+ を調べる(文字列とマッチングはしない)意味になる。
+
+ (?(条件式)成功式) 条件式が成功すれば成功式を実行する
+ (条件式が通常の式のときには、この構文は不必要だが
+ 今のところエラーにはしない。)
+
+
+ 条件式は後方参照または通常の式を使用できる。
+ 条件式が後方参照の場合、成功式と失敗式の両方を省略可能であり、
+ この場合、後方参照値有効性を調べる(成功/失敗)機能のみになる。
+
+ [後方参照値有効性確認器] (* 原作)
+ (?(n)), (?(-n)), (?(+n)), (?(n+level)) ...
+ (?(<n>)), (?('-n')), (?(<+n>)) ...
+ (?(<name>)), (?('name')), (?(<name+level>)) ...
+
+
8. 後方参照
@@ -288,7 +346,7 @@
-9. 部分式呼出し ("田中哲スペシャル")
+9. 部分式呼出し ("田中哲スペシャル") (* 原作)
\g<name> 名前指定呼出し
\g'name' 名前指定呼出し
@@ -373,7 +431,6 @@
+ \l,\u,\L,\U, \X, \C
+ (?{code})
+ (??{code})
- + (?(condition)yes-pat|no-pat)
* \Q...\E
但しONIG_SYNTAX_PERLとONIG_SYNTAX_JAVAでは有効